痔の薬

痔の薬

痔は薬だけでは治らない病気です。特に市販薬は、あくまで症状を抑えるために使用します。痔の薬には、症状に合わせて坐薬・軟膏・内服薬に分類されます。ただし、市販薬で症状が改善しなければ、早めに肛門科医の診断を受けて適切な痔の治療薬を処方してもらいましょう。

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坐薬

坐薬

坐薬は挿入しやすいように紡錘形をした柔らかい固形の薬で、肛門内で溶けて直接患部に浸透するので効果が早く、いぼ痔や切れ痔の出血や痛みを止める作用や排便時の刺激から肛門を守る働きがあります。

坐薬の効果を発揮させるには、就寝前に坐薬を肛門に挿入するようにします。排便後に痛みや出血といった症状が出たときが坐薬を使うタイミングです。


坐薬を効果的に発揮させるには、就寝前に坐薬を肛門に挿入するようにします。寝ている間に溶けた薬が肛門から直腸・S状結腸にまで流れ、また肛門に戻ってくるので患部を治す効果が促進されます。坐薬の仕様は基本的に1日1〜2回で、症状が酷いときは就寝前と排便後の2回使用します。

軟膏(塗り薬・クリーム)

軟膏には肛門周囲に塗るタイプと、チューブの先端を肛門にさして薬を注入するタイプがあります。主な効能は痛み止めと止血作用で、坐薬と同じように排便時に通過する便が、肛門の粘膜を刺激しないように負担を減らす効果があります。一般に切れ痔や坐薬を使えない痔核に使われますが、痔の外用薬の種類は含まれる成分によって、ステロイド系と非ステロイド系の2つに分けられます。

内服薬

内服薬

病院で痔の治療に用いる内服薬には、便秘の時に便を軟らかくする緩下剤や炎症を抑える消炎薬・抗生物質などがあります。

先ずは病院で痔の状態を診察してもらい、症状に合った薬を処方してもらうのがベストです。ただし病院に行けないという人の場合、痔を放置しておくよりは、市販薬でも利用する方が良いでしょう。


しかし坐薬と軟膏・内服薬のどれが適しているのかなどの判断や、特定の成分に対して過敏症がある場合は使用できない注意事項もあります。効果のない薬の使用を続けると、逆に症状を悪化させることもあるので、使用しても改善がみられない場合には病院で診断を受けて薬を処方してもらいましょう。

痔の市販薬

病院で処方してもらう痔の薬と市販薬との最大の違いは、病院の薬は医師が診察して症状に一番効果のある成分が入った薬を処方するのに対して、市販薬は誰が使ってもいいように成分の配合を調整しているので、症状によっては薬の効果が現れない場合があります。また薬の効能について市販薬は弱い成分を使っているので安全と思っている人がいますが間違いです。痔の市販薬には、短期間で効くように薬の成分を配合しているので、使用には十分注意が必要です。

ステロイド系の薬

ステロイドとは副腎皮質ホルモンを合成したもので、強力な作用はあるものの長期間使用し続けると、高血圧や免疫力の低下などの副作用が現れます。主に血栓性外痔核や嵌頓痔核の治療に用いられますが、使用するのが嫌な場合は専門医と相談することをお勧めします。このステロイド系の坐薬と軟膏に含まれる薬品名は、ネリプロクト・プロクトセディル・ヘモレックス・強力ポステリザンなどがあります。

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